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プロフィール
片片山 寿子 先生 片山 寿子 先生
(かたやま としこ)
久留米大学医学部卒業。同大学内科等で10年勤務し、慈恵医科大学皮膚科医局を経て、都内の美容皮膚科勤務を約5年ほど経験し、当院院長として勤務。
日本皮膚科学会、日本美容皮膚科学会、日本抗加齢医学会、日本臨床抗老化医学会会員。

肌だけでなく、体の内側のことも視野にいれながら皮膚トラブルを根本的に解決する美肌作りや、QOLを高めるウェルエイジング方法を指導しております。

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日焼け止め

2008年5 月16日 (金)

こんにちは。
いよいよ強力な紫外線が降りそそぐ季節に突入です。
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紫外線はシミ・くすみ・シワ・タルミなど、肌老化の原因になるだけではなく、繰り返し浴び続けることで肌細胞のDNAまでも傷つけ、皮膚癌を起こしやすくしてしまいます。
曇りの日でも、晴れている日の50%、雨の日でも30%の紫外線が地表に到達しています。

紫外線は、春夏秋冬いつでも肌に影響を与えていますが、最も強力に降りそそぐのが5~8月です。

みなさん、紫外線対策は万全ですか?
サングラス、スカーフ、帽子、日傘、そして肝心なのが日焼け止めですね。

さて、ここからは日焼け止めのお話です。
日焼け止めには‘紫外線吸収剤’と、‘紫外線散乱剤’の2つがあります。
それぞれの特徴としては、

・紫外線吸収剤:紫外線と反応して紫外線を他の化学エネルギーに変換する。塗り心地はわりとマイルドで、白浮きしないが、まれにかぶれる人がいる。
・紫外線散乱剤:紫外線を散乱(反射)させて肌への進入を防ぐ効果がある。かぶれを起こす心配がないが、塗ると少し白浮きし、肌を乾燥させることがある。

一般的な日焼け止めには両方が入っています。両方の併用で紫外線防止効果は高まりますが、敏感肌の方は肌の状態に合わせて選ぶのがよいかと思います。

それから、日焼け止めを選ぶときには紫外線防止効果の指標として記載されている、SPF、PAを確認することも大切です。

・SPFは紫外線B波(肌の表面に影響を与えてシミ、くすみの原因となる紫外線)に対する防止効果の指標。
・PAは紫外線A波(肌の奥にまで到達しシワやタルミの原因を作る)に対しての指標。

私は、冬の間は肌が乾燥しやすいので、紫外線吸収剤のみのSPF18、PA++の日焼け止めを使用していましたが、現在は吸収剤・散乱剤の両方が配合されているSPF50+、PA+++のものを使用しています。

200805161305000AOHALにはベビー用から大人用まで、いくつかの日焼け止めクリームを準備しています。ユニークなものでは‘アルテミア’というプランクトンの一種が入ったものがあります。アルテミアエキスは肌の中の‘ヒートショックプロテイン’を増やす成分で、‘ヒートショックプロテイン’とは、肌が本来持っている紫外線などの刺激から身を守る機能を高める物質です。紫外線によりダメージを受けた肌細胞をすみやかに修復する働きがあります。

これは‘保険付きの日焼け止め’といった感じでしょうか、さらに安心ですね。

さて、今週末は、帽子に日傘にサングラス、アルテミアエキス入りの日焼け止めで、どこに行こうかと・・・(^^)。

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